こんにちは!にゃー子です。
GWや夏休み・・・、どこ行こう…って毎年悩みませんか?
外は暑いし、人気の水族館やテーマパークは大混雑。
そんな中、GWに私が実際に行ってみて「ここ、穴場だ!」と感じたのが、横浜で開催中の『ミステリーオブツタンカーメン』展(2025年12月まで開催)です。
(▼以前、アンパンマンミュージアムがあった場所です!)


▼ピラミッドの背景の前でパチリ。

エジプトやミイラってちょっと難しそう?と思いきや…
行ってみたら、子どもも大人も大興奮! 音や映像の演出にドキドキしながら、歴史に触れられる展示でした。
しかも、屋内だから天候も関係なし! 真夏のおでかけにもぴったりなんです♪
ツタンカーメン展はこんな人におすすめ!
この記事では、GWに行った私の体験をもとに
・展示の内容って難しい?小学生でも楽しめる?
・混雑は?自由研究に使えそう?
・デートにも使える?
などなど、気になるポイントをママ目線でレビューしていきます!
目次
ミステリー・オブ・ツタンカーメンってどんな展示?(体験レビューあり)
古代エジプトの王・ツタンカーメンの謎に迫るこの展示は、単なる博物館ではなく、まるで冒険に出かけたような体験・没入型の展示となっています。
入口付近は、入ってすぐ目に入るのが石で作られたオブジェ。
ここをのぞくと、プロジェクトマッピングのような映像を見ることが出来ます。
入って右側はお土産コーナーと、ちょっとした練香水体験コーナーがあります。
お土産は後で見ることにして、受付手続きをします💦

▼左の石の箱の中をのぞくと、ツタンカーメンの映像を見ることが出来る。
▼右は練香水などの体験コーナー


体験コーナーはチケットを見せる受付で言えばOK(有料です)
音と光でツタンカーメンの世界に没入!
最初に通される部屋では、展示は暗めの空間に音楽と映像が流れ、「ファラオの墓を探検する」ような演出にワクワク。
壁一面にも展示説明があり、子供と映像が始まるまで一緒に読みます。
(確か、ガイド音声(スマホで聴けます)もあります。)

そのあと、20人くらいのグループに区切られて、展示室に進みます。
撮影OK!リアルな展示にびっくり
展示物は本物ではなく、レプリカ。でもこのレプリカが超精巧にできているんです。

公式ホームページによると、
エジプトのミニア大学ムスタファ教授が集めた彫金師や彫刻家のチームによって精緻に再現されたレプリカは、「スーパーレプリカ」・ 「超複製」と呼ばれているんだって!
ツタンカーメンの王墓に納められていた副葬品の実物大を約130点展示。触ることは不可ですが、写真撮影はOK!
子どもは本物みたいなレプリカの展示を興味津々で見ていました💛
私は・・・思わず「自由研究に使えるかも!」と思って、写真をたくさん撮っちゃいました(笑)






▼ツタンカーメンの発掘者として有名なハワード・カーター
(引用:wikipedia)
実は、もともとは画家としてエジプトに渡ったってご存知ですか?
展示には、彼が描いた出土品のイラストや、棺の配置図、人体図などもあり、その絵の上手さと正確さに驚かされます。
写真のなかった時代、彼の手描きのスケッチが「永遠の記録」となって今に残っていると思うと、発掘以上にすごい功績かもしれません。


展示会場の奥へすすむと、目に飛び込んでくるのが、黄金に輝く神殿のような厨子(ずし)と、並べられた美しい箱たち。まるでツタンカーメンの王墓の中に入り込んだかのような気分になります。
その中で特に目を引くのが、4つの顔が向かい合わせになっている不思議な白い箱。
これが「カノプス箱」、つまりカノプス壺を納めるための石の箱です。
カノプス厨子(カノポス厨子)とその箱ってなに?
古代エジプトの王族たちは、亡くなったあと「体をミイラにして保存する」ことで、死後の世界へ行けると考えていました。
そのとき、体の一部(内臓)を別々に取り出して、大切に保管したのが「カノプス壺(つぼ)」です。
▼(左)カノプス厨子(右)カノプスの箱


カノプス壺とは?
ミイラにするときに取り出された「肝臓・胃・肺・腸」などの内臓を、それぞれ専用の壺に入れて保管したもの。
この壺には4人の神様の顔(たとえば猿・人間・ハヤブサ・ジャッカルなど)がフタについていて、それぞれの神が内臓を守ってくれると信じられていました。
その壺を入れる「カノプス厨子(ずし)」って?
4つの壺は、とても大事なものなので、さらにそれを守るための「箱」=厨子(ずし)に入れられていました。
この厨子は、王の墓の中でも特に神聖な場所に置かれていて、見た目もとっても豪華!黄金や美しい模様で飾られていることも。
しかもこの厨子の中に「石の箱(カノプス箱)」があり、そこに壺が収められていたんです。
つまり、「壺」→「石の箱」→「厨子」と、3重構造で大事に大事に守られていたというわけですね。
子供の自由研究に|学びが詰まった展示内容
展示にはミイラ作りの工程や副葬品の紹介もあり、小学生でも理解しやすい工夫がされています。
・ピラミッドや古代文字について学べる解説パネル

ヒエログリフってどっちから読むの?
▼ヒエログリフの読み方のコツが書かれています!
縦書き・横書きどちらもOKだけど、人や動物が向いている方向に注目!
たとえばこの場合、鳥が左を向いているから「左から右」に読むそうです。なるほど〜!

ヒエログリフの豆知識|決定符(けっていふ)ってなに?

古代エジプトの文字「ヒエログリフ」って、絵みたいな形をしていて、見てるだけでワクワクしますよね。
でも、実は同じ発音でも「意味がちがう言葉」があったので、文字だけじゃわかりにくいこともありました。
そこで登場するのが、「決定符(けっていふ)」というヒントマーク!
たとえば日本語でも「はし」と言ったときに、
- 「箸(ごはんを食べる道具)」
- 「橋(川にかかってる建物)」
- 「端(はしっこ)」
みたいに、音が同じでも意味が違いますよね?
ヒエログリフでもそういうことがあって、「この言葉は何のことか」をパッと見てわかるようにするマークが「決定符」なんです。
たとえば、「男の人の絵」が書かれていたら、「これは人間に関する言葉ですよ」という意味になります。
つまり、決定符は「意味のヒントをくれるマーク」なんですね!
ツタンカーメンって、実は日本だけの呼び名!?
私たちがよく知っている「ツタンカーメン王」。
でも実はこの名前、日本での読み方だけがちょっと特別なんです。
というのも、ヒエログリフには母音(あ・い・う・え・お)が書かれていなかったんです!
だから、どんなふうに読んでいたかは、あとから想像するしかありませんでした。
日本では「Tutankhamun(ツタンカーメン)」という読み方が定着していますが、
英語圏では「トゥトゥアンクハーメン」や「トゥータンカーメン」などと呼ばれることが多いんです。
つまり、「どこに母音を入れるか」で読み方が変わっちゃうんですね。
日本語は母音をはっきり入れて読む言葉なので、「ツタンカーメン」という響きになったというわけです。
このような、今まで詳しく知らなかった~!という内容が分かりやすく解説されています。
・豪華な装飾品の数々






・フォトスポット



▼神々・・・多すぎない?!


▼小学生の低学年用にフリガナふってないのですが、説明が詳しく書かれていてとても勉強になります。写真にとってヒエログリフやツタンカーメンについて自由研究にまとめるのもいいかも!!



更に展示会場を進むと、目に飛び込んでくるのが…この階段!
壁いっぱいに書かれているのは、
「呪い」「謎」「発見者の死」…など、ツタンカーメンにまつわる不穏でワクワクするワードの数々!

子どもはもちろん、大人も思わず立ち止まって見入ってしまうはず。
まるで古代のミステリー映画に巻き込まれていくような気分に!
我が家では「これは何のこと?」「どんなエピソードなんだろう?」と、階段を下りながらクイズ大会が始まりました(笑)
大人のデートにも◎知的でフォトジェニックな空間





雰囲気のある照明、黄金に輝くマスク、神秘的な空間演出…。
ご夫婦や、カップルで来ている方も多く、「文化系デートスポット」としても超おすすめ!
奥では映像が映し出されています。

レプリカとはいえ、大きくて迫力あります。

現地では入ることが出来ないという王墓の玄室へ潜入
薄暗くて次女はちょっと怖い~と泣き出しそうに💦

ツタンカーメンの王墓は実物と寸分違わない広さで、天井壁画まで360°再現しているんだって!!すごい!

▼あまりに精巧なつくりで、エジプトに行かなくても十分な気がしてきます・・・。

埋葬室の中で、ひときわ目を引いたのが、ずら〜っと並んだサルの壁画!
よく見ると、同じような姿のサルが12体も描かれていて、実はこれ、「時間」を表しているんですって。
サルたちは、それぞれ「1時間」ずつを象徴していて、まるで古代版の時計のよう。
壁一面のサルを見ていたら、まるで当時のエジプトにワープしたようでワクワクしました♪

▼さらに小さな小部屋につながっています。(出口)


ツタンカーメン展で買えるお土産|子どもにも大人にも人気のグッズ紹介!
出口付近には、お楽しみのお土産コーナーも♪
ここでしか買えない、歴史好きにはたまらないグッズがいっぱい?!つい財布のひもがゆるみます(笑)






【実際に買ったグッズ】
- ピンバッチ(右)
- 角度で絵が変わるブックマーク(中央)
- 古代エジプトの教科書(左)
小学生の子どもはピンバッチとブックマークを即決!
小学生でも読める、古代エジプトについての詳しい本を持ってなかったのでこちらも購入しました。とても読みやすいです!

ツタンカーメンに、なぜこんなにも心惹かれるのか?
古代エジプトの中で「ツタンカーメン」と聞くと、黄金のマスクや豪華な副葬品のイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? でも実は、ツタンカーメン王は、もともと歴史に名を残すようなファラオではなく、王名表にも記載されていない“ほぼ忘れられた王”だったのです。
なぜツタンカーメンだけが、こんなにも有名なの?
それは、1922年に発見された「彼の墓」が、ほぼ手つかずの状態で残っていたという奇跡があったから。 荒らされることなく眠っていた副葬品の数々は、世界中の人々の心をつかみ、100年経った今もなお人々を魅了し続けています。
その後の研究で、ツタンカーメンの家系や死因なども科学的に少しずつ解明されてきました。 死因については、足の骨折や重度のマラリア感染による体の衰弱が原因と推測されていますが、それでもまだ「本当にそうだったのか?」というミステリーは残されたままです。
歴史を知るきっかけに。レプリカ展示の魅力
展示は、いわゆる没入型の体験とは少し違い、音や映像で派手に演出されているわけではありません。 でもその分、ツタンカーメンの厨子(ずし)や副葬品のレプリカをじっくり間近で観察でき、静かに歴史と向き合える貴重な空間でした。
横浜という身近な場所でこれだけの展示が見られるのはとてもありがたく、小学生の子どもにとっても「歴史って面白い」と感じるきっかけになる体験だったと思います。
お土産の本を手に、さらにエジプトの謎に迫りたくなる
私自身も、展示を見終わってから「もっと知りたい!」という気持ちが強くなり、お土産で購入した古代エジプトの本をゆっくり読んでみようと思いました。
解明されていない部分が多いからこそ、そこにはロマンがある。 ツタンカーメンの魅力って、まさにその“謎”にこそあるのかもしれません。
我が家では「ツタンカーメンってどうして若くして亡くなったの?」「エジプトの神様って何人いるの?」なんて話題が続いています(笑)
自由研究にするかまではわからないけど、
“知るって面白い!”と思ってくれるきっかけになったのが親としてはすごく嬉しかったです。
博物館デビューにはちょっとハードルが高いな…と思っていた方にも、この展示はちょうどいい“入り口”になると思いますよ!
混雑を避けたい方・暑さが苦手な方にこそおすすめ!
私たちはGWに行きましたが、なんと長蛇の列に並ぶこともなく、スムーズに見て回れました!
「せっかくの夏休みだけど、暑い外はちょっと…」とか、
「人混みが苦手で、有名どころは避けたい…」というご家庭に、おすすめ◎
展示を見終わったら、周辺の横浜ベイクォーターや赤レンガ倉庫をぶらっと散策するのも楽しいですよ。
アクセス・チケット・混雑状況・口コミ|夏休みに行くならここをチェック

行く前にチェック!公式ホームページの「楽しみ方」を見ればよりエジプトの展示を楽しめるよ⭐
屋内施設なので雨の日や猛暑日でも安心しておでかけできます。
他にエジプトに関する展示はある?
※ラムセス大王展もおもしろそう!こちらは、2025年9月3日までの開催です。
エジプトから数々の至宝とVR体験ができるそうですよ~!気になる方は公式ホームページをチェックしてくださいね。
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ミステリーオブツタンカーメンは、穴場感たっぷりの“知的なおでかけスポット”!
今年の夏、横浜で特別な体験をしてみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました!
他にも子供とお出かけにおススメのスポット、遊具が充実した公園、科学館などの体験レビューを書いています。お出かけの参考にしていただければ幸いです!
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